『間(ま)』を改めて考えてみよう!
この『間』という言葉、よく耳にする言葉ですが、きっといろいろな解釈があると思います。
『間』に関して記すと、深くなるので、ここでは、私が思う『間』について記していきたいと思います。
表現において、『間』は、観る人、聴く人に様々なリアクションをしていただく時間だと思います。
お芝居では・・・
・感情移入していただく時間
プレゼンテーションでは・・・
・相手に話した内容について考えていただく時間
講演では・・・
・相手が納得している時間
・理解できているか感じ取る時間
漫才・落語では・・・
・お客様に笑っていただく時間
など・・・
この『間』の使い方次第で、表現にはかなりの違いが現れてきます。
例えば、お芝居において、観ている人に感情移入していただく『間』が無いと観ようと思う気持ちが持てません。
プレゼンテーション・講演・漫才・落語でも、観ている人、聴いている人が話の内容に参加できず、送り手(自分)の独りよがりのものになってしまいます。
ドイツの小説家、トーマス・マンの 『ドクトル・ファウストゥス』、悪魔と契約することですばらしい音楽を完成させたひとりの天才芸術家の生涯になぞられるように・・・
『間の芸術』は『魔の芸術』
洒落のようですが、素晴らしい『間』は、悪魔と契約したかのようなもの・・・
『間』を効果的に使える人は、かなりの表現力をもっている人です。
お芝居や、講演、音楽など、この『間』を意識して研究してみてください。
すぐれた表現者からは、「なるほど」と納得できる『間』を感じ取ることできると思います。
この『間』については、また別の機会にさらに具体的に記したいと思います。
『魔の芸術』を極めてみてはいかがでしょう!
みなさん、ファイトです!!!!!