『表現プラン(演技プラン)』の立て方!
今までの記事の中で、何度か記してきた『表現プラン(演技プラン)』。
これは、読んで字のごとく、表現・演技をどう行っていくかの計画を立てることです。
が・・・
このプランニングの段階で、ちょっと違うプランを立ててしまいがちな方々がいらっしゃいます。
例えば、全体の世界観のイメージを考えずに、内容を伝えることだけに集中してしまう方やポイントごとの見せ方ばかりを意識して、全体の流れが伝わりづらくなってしまう方、さらには、上記下線付きの内容を正確に表現しようと意識しすぎて固くなってしまう方など・・・
そうならない為にも、ここでその『表現プラン(演技プラ)の立て方』について記してきたいと思います。
『表現プラン(演技プラン)』は、全体の柱となるものですから、このプランニングには可能な限り時間をかけるようにしてください。かければかけただけの効果がでます。
作家さんは、ただ1行、ただ一言にこだわって何日も時間を費やしてますから・・・。
内容を伝える表現の良し悪しを決めるのは、
『表現プラン(演技プラン)』です。
それでは、『表現プラン(演技プラン)』の立て方を記していきたいと思います。
※これは、私のやり方ですから、参考にしながら独自のプランニングに仕方を
工夫してくださいね(^▽^)/
その①
・原稿(台本・コメント)を読んで、その文章の良さをつかむ!
その②
・全体の世界観をイメージする!
その③
・原稿(台本・コメント)の流れの中でポイントとなる部分を抽出する!
※この時、そのポイントにプライオリティ(優先順位)をつけて
一番見せたい、聴かせたい部分を山の頂点として、その山に向かうために
どう登っていくかの順番を付けてください。
その④
・その内容を伝える上で、効果的なキャラクターを設定する!
※例えば、『説得力を持って落ち着いた雰囲気で!』とか『元気に明るく!』など、
自分というキャラクターを活かして、設定してください。
お芝居においては、台本の内容に即したキャラクターを
同じく、自分を活かして設定してください。
その⑤
・その③で抽出したポイントを観る人、聴く人の立場に立って表現を考える!
※この時、『発声』『滑舌』『音の種類』『鼻濁音』『間』『表情』を
意識しながら、観る人、聴く人の『リアクション』を想像して
『キャッチボール』を大切に考えてください。
・表現内容は『普通にならない!』よう意識してください!
その⑥
・ 実際に行って、観る人、聴く人に自分が伝えたいことが伝わっているのか?
『視聴者の目と耳』になって客観的にチェックする!
※この段階で、何か違うと思ったら、細かいところだけでなく、
全体の世界観から再度調整を考えてください。
もちろん、時間との兼ね合いもあるとは思いますが、良くないと
思う部分があるのに、「まぁ、いいか!」にしてしまうと、
その気持ちまでが、観る人、聴く人にも伝わってしまいますから!
表現に正解はありませんが、きっと、どれだけ観る人、聴く人のことを考えて、どれだけ伝え方を考えたかが結果へとつながると私は思います。
内容を伝える表現の良し悪しを決めるのは、
『表現プラン(演技プラン)』です。
最初は時間のかかる作業ですが、慣れてくると効率的に行えるようになってきます。
それを信じてチャレンジしてみてください。
みなさん、ファイトです!!!!!